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撫子
このサイトの管理人
30代後半の主婦。
高校生の頃から源氏物語に興味を持ち始めました。大学では源氏物語を研究し、日本語日本文学科を首席卒業しました。
30代になり、源氏物語を改めて学びなおしています。
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【源氏物語の年表】時系列でわかりやすく紹介。光源氏が出会った女性の順番と年齢差一覧も。

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源氏物語の年表!時系列でわかりやすく紹介。光源氏が出会った女性の順番と年齢差も。

源氏物語 初心者
『源氏物語』のストーリーを時系列でわかりやすく知りたい!


この記事では、『源氏物語』の年表を
光源氏と薫に分けて紹介しています。

年齢および季節ごとに主要な出来事を記載し、
該当の巻名と、官位もわかるようにしてあります。

この記事の内容

・『源氏物語』年表(光源氏・薫)
・光源氏が出会った女性の順番
・光源氏と主要な女性の年齢差一覧

目次

源氏物語の年表<光源氏>

※季節は陰暦です。
春:1月~3月
夏:4月~6月
秋:7月~9月
冬:10月~12月

スクロールできます
光源氏の年齢季節出来事巻名官位
1桐壺帝と桐壺の更衣が出会い、光源氏が誕生桐壺
3夏~秋桐壺の更衣死去。
光る君、宮中を退出。
帝の勅使、更衣の母を弔問。
数か月後、光る君、宮中に戻る。
4第一皇子(朱雀帝)立太子。
弘徽殿女御、安心する。
6桐壺の更衣の母、死去。
光る君、深く悲しむ。
7光る君、読書始めをする。
7~11桐壺帝、高麗人の人相見の言葉に従い、
光る君を臣籍降下させ、源氏姓を与える。
藤壺の宮、入内。
源氏、藤壺に恋慕する。
12源氏、元服。
葵の上と結婚するが親しめず、藤壺の宮を恋慕し続ける。
母の実家、二条院を改装して私邸とする。
17<5月>源氏、頭中将らと
妻選びの難しさについて語り合う。
雨夜の品定め
源氏、方違え先の紀伊守邸にて空蝉と出会う。
帚木
参議兼近衛中将
源氏、再び空蝉を訪ねるが、薄衣を一枚残して逃げられる。
軒端の荻と一夜を過ごす。
空蝉
<6月>源氏、六条御息所の邸に通い出す。
乳母の見舞いに行った先で夕顔と出会う。
夕顔
源氏、六条御息所の邸からの朝帰り。
<8月>夕顔、某院にて怪死。葬送が行われる。
源氏、病に臥せる。
<9月>源氏、忌み明けと同時に病気回復。
<10月>空蝉、夫について伊予に下る。
18<正月>源氏、末摘花の琴の音を聞く。末摘花
<3月末>源氏、北山で若紫と出会う若紫
<4月>源氏、藤壺の宮と密通し、懐妊させる。
<8月>源氏、末摘花と逢瀬を果たす。末摘花
桐壺帝、藤壺の御前にて試楽が行われる。
<10月>朱雀院への行幸。
紅葉賀
源氏、若紫を盗み出し二条院で養女として育てる。若紫
19<正月>源氏、末摘花の醜い容貌を見る。末摘花
<2月>藤壺、皇子(冷泉帝)を出産。紅葉賀
源氏、源典侍をめぐり頭中将と張り合う。
<7月>藤壺、中宮に立后。
20<2月>桜花の宴にて朧月夜と出逢う。
<3月>藤花の宴にて朧月夜と再会。
花宴
22桐壺帝の譲位、朱雀帝即位。近衛大将
<4月>葵の上と六条御息所の車争い勃発。
源氏と紫の上、賀茂祭を見物。
<8月>葵の上、夕霧を出産後に急死。
<10月>源氏、紫の上と結婚する。
23<9月>源氏、野の宮訪問し六条御息所との別れを惜しむ。
六条御息所、娘斎宮とともに伊勢へ下向。
賢木
<11月>桐壺院、崩御。
24<2月>朧月夜、尚侍になる。
源氏、再び藤壺の宮に迫るが失敗。
<11月>藤壺の宮、出家。
25<5月>源氏と朧月夜の関係が右大臣に知られる。
右大臣と弘徽殿大后、源氏追放を画策。
<5月>源氏、花散里の邸を訪問。花散里
26<3月>源氏、政治的危機を避けるために須磨に退去。須磨無位無官
<7月>朧月夜、再び参内を許可される。
27<2月>頭中将、須磨を訪れ、源氏と語り合う。
<3月>上巳の祓の日に須磨を嵐が襲う。
この頃、末摘花の生活、困窮する。蓬生
<3月>嵐が治まる。
故桐壺院が源氏の夢枕に立つ。
源氏、夢に従い、明石の入道のもとに移る。(13日)

都に天変地異が襲う。(13日)
故桐壺院が朱雀帝の夢枕に立つ。
朱雀帝は眼病を患い、弘徽殿大后も病にかかる。
明石
<8月>源氏と明石の君、結ばれる。
28<6月>明石の君、懐妊。
<7月>帰京の宣旨が下る。
<8月>源氏、権大納言となり政界復帰。
権大納言
<10月>故桐壺院の追善法華八講。澪標
<10月>末摘花の兄・禅師、法華八講に参加。
末摘花の侍従、邸を去る。
<11月>末摘花の邸、雪に埋もれる。
蓬生
29<2月>朱雀帝譲位、冷泉帝即位。
<3月>明石の姫君、誕生
澪標内大臣
<4月>源氏、末摘花の邸を訪問。蓬生
<5月>源氏、花散里の邸を訪問。澪標
源氏と明石の君、住吉参詣ですれ違う。
<9月末>源氏と空蝉、逢坂の関で再会する。関屋
六条御息所、斎宮を源氏に託し死去。澪標
31六条御息所の娘、冷泉帝のもとに入内。
(梅壺女御)
<3月>藤壺の宮の御前にて物語絵合せが開催。
<3月>冷泉帝の御前にて絵合せが開催。
源氏、出家を願い、嵯峨野に御堂を建立。
絵合
二条東院、完成。花散里が移る。
明石の君、上京し、大堰の山荘に住む。
源氏、明石の君と再会。
紫の上に明石の姫君を養女にすることを提案。
松風
<12月>明石の姫君、二条院に移り紫の上の養女となる。薄雲
32<3月>藤壺の宮崩御
冷泉帝、夜居の僧から出生の秘密を知らされる。
冷泉帝、源氏に譲位の意向を示すが源氏は拒否。
源氏、従一位に昇進して牛車を許される。
梅壺女御、二条院に里下がり。
源氏、春秋優越論を語りつつ女御に恋心を仄めかす。
<9月>源氏、朝顔の君の邸を訪問し、
求愛するが拒絶される。
朝顔
源氏、嫉妬した紫の上を慰めるため
童女に雪まろばしをさせる。
源氏、過去の女性を語った後に藤壺の夢を見る。
33<3月>藤壺の宮一周忌。
源氏、朝顔の君を諦める。
少女
夕霧、元服し大学寮に入学する。
斎宮の女御、冷泉帝の中宮となる。
光源氏は太政大臣に、頭中将が内大臣に昇進。
夕霧と雲居の雁、引き離される。
太政大臣
<11月>夕霧、五節舞姫を恋慕する。
34<2月>朱雀院に行幸。
源氏、弘徽殿大后に面会する。
夕霧、漢詩の成績が良く、進士となる。
夕霧、侍従に昇進する。
35筑紫で育った玉鬘、大夫の監から求婚される。玉鬘
<8月>源氏、六条院を完成させる。
彼岸の頃、女君の引っ越しが行われる。
少女
玉鬘、上京して初瀬詣で右近と再会。
源氏、玉鬘を養女として六条院に迎える。
玉鬘
源氏、女君たちの新年の衣装を配る。
36新春、源氏、女君たちを訪問して回る。
六条院に男踏歌の一行が訪れ、女君たちは観覧する。
初音
<3月>紫の上の住む春の町にて船楽が催される。
翌日、秋の町で秋好中宮による
季の御読経が催される。
胡蝶
<4月>玉鬘に多くの貴公子から恋文が寄せられる。
源氏、玉鬘に恋心を仄めかす。
<5月>蛍兵部卿宮、源氏の放った蛍の光に
照らされた玉鬘の美しい姿を見る。

六条院夏の町馬場殿にて騎射が催される。
源氏、玉鬘に物語について論じる。
<盛夏>源氏、玉鬘への抑えがたい恋心に苦悶する。
内大臣、雲居雁の結婚について悩む。
内大臣、近江の君の処遇について悩む。
常夏
<7月>源氏と玉鬘、一つの琴を枕に添い寝。
和歌を詠み合い、語らう。
篝火
<8月>野分襲来。
夕霧、紫の上と玉鬘の姿を垣間見る。
野分
<12月>大原野への行幸にて、玉鬘、冷泉帝や実父の内大臣の姿を見る。行幸
37<2月>玉鬘の着裳の儀。
玉鬘と内大臣、父子の再会を果たす。
<8月>夕霧、玉鬘に言い寄る。
<9月>出仕前の玉鬘に多くの恋文が寄せられる。
藤袴
<10月>玉鬘、髭黒大将と結婚する。
髭黒の北の方、娘の真木柱を連れて実家に帰る。
真木柱
38<1月>玉鬘、尚侍として参内するが、
その夜に髭黒邸に退出する。
<11月>玉鬘、男子を出産する。
39<2月>六条院で薫物合わせが催される。
翌日、明石の姫君の着裳の儀が行われる。
梅枝
<4月>藤花の宴にて夕霧と雲居の雁の結婚が許される。
明石の姫君、東宮に入内。
藤裏葉
源氏、准太上天皇の待遇を得る。准太上天皇
冷泉帝、六条院に行幸する。
<12月>女三の宮、着裳の儀。
源氏、女三の宮との結婚を承諾する。
若菜上
40<1月>玉鬘、源氏の四十の賀を祝う。
<2月>女三の宮、六条院に降嫁する。
源氏、朧月夜と再会し一夜を過ごす。
明石の女御、懐妊。
<10月>紫の上、嵯峨の御堂で四十の賀の薬師仏供養。
<12月>秋好中宮、夕霧による四十の賀の饗宴。
41<3月>明石の女御、男皇子を出産。
明石の入道、庵を出て山奥に入る。
柏木、六条院の蹴鞠の際に女三の宮の姿を見る。
46冷泉帝、退位。
明石の女御の第一皇子、東宮となる。
若菜下
<10月>源氏、宿願成就のお礼参りで住吉参詣。
源氏、朱雀院の五十の賀の準備をする。
47<1月>六条院で女楽が催される。
女楽の夜、紫の上が発病。
療養のため二条院に移る。
<4月>女三の宮と柏木、密通する。
柏木、妻の落葉の宮に対して冷淡に接する。
紫の上、一時絶命するが、蘇生する。
<5月>女三の宮、懐妊する。
<6月>源氏、女三の宮と柏木の密通を知る。
落葉の宮、父朱雀院の五十の賀を祝う。
<12月>御賀の試楽当日、柏木、源氏に睨まれ病に臥す。
48<1月>女三の宮、男子(薫)を出産する。
女三の宮、出家する。
<2月>柏木、死去。
<3月>薫の五十日の祝いが催される。
柏木
49<2月>源氏、柏木の一周忌の法要を営む。
薫、朱雀院より贈られた竹の子をかじる。
横笛
夕霧、柏木遺愛の笛を一条御息所から贈られ、源氏に託す。
夕霧、落葉の宮に心惹かれる。
50女三の宮の持仏開眼供養が行われる。鈴虫
源氏、女三の宮の前栽に鈴虫などを放つ。
<8月>六条院で鈴虫の宴が催される。
源氏らは場所を移動して冷泉院で月の宴を楽しむ。
<8月>夕霧、落葉の宮に迫るが未遂に終わる。
一条御息所、娘・落葉の宮と夕霧の関係に悩みつつ死去。
夕霧
夕霧、落葉の宮を一条宮にひきとり結婚。
雲居雁、怒って実家に帰る。
51<3月>紫の上、二条院で法華経千部を供養する。御法
<8月>紫の上、源氏と明石の中宮に看取られつつ死去。
源氏、紫の上の葬儀をとり行う。
52<1月>源氏、紫の上のいない春を迎える。
面会謝絶し、紫の上を追憶する日々を送る。
<3月>源氏、女三の宮、明石の君と語る。
<4月>源氏、花散里と和歌を詠み交わす。
<5月>夕霧、源氏をもとを訪問する。
<8月>六条院にて紫の上一周忌法要が行われる。
<11月>源氏、出家を決意する。
<12月>御仏名にて、紫の上薨去以降、初めて人前に姿を現す。
巻名のみ:光源氏の死を暗示する。雲隠
光源氏の年表

光源氏の年表において、注目すべきは、
空蝉、夕顔、六条御息所との恋
および若紫との出会い、藤壺との密通が
わずか2年の間に行われていることです。

光源氏は、17歳~18歳の頃に最も女性関係が活発でした。

源氏物語 初心者
17歳~18歳の年表、すごいね。光源氏、恋愛しかしてないんじゃないの?

また、光源氏が末摘花と再会する「蓬生」の巻は
「明石」「澪標」と時期が重複していることにも
注意が必要です。

『源氏物語』の巻名一覧と、
巻ごとの簡単なあらすじは
こちらの記事で紹介しています。

登場人物の解説と相関図は、
こちらの記事に記載しました。

源氏物語の年表<薫>

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薫の年齢季節出来事巻名官位
14<2月>薫、侍従になる。匂宮侍従
薫、右近衛府の中将に昇進する。右近衛府の中将
15<1月>薫、玉鬘邸に年賀に参上する。
<3月>玉鬘の娘姉妹、桜の所有権をかけて碁を打つ。
垣間見した蔵人少将、大君に見惚れる。
竹河侍従
<4月>玉鬘の娘・大君、冷泉院の後宮に入る。
<7月>玉鬘の、娘・大君、懐妊する。
16<1月>薫、冷泉院を訪問し、大君と合奏する。
<4月>大君、女宮を出産する。
中君、尚侍として出仕する。
19三位宰相と中将を兼任する。匂宮宰相中将
20<1月>夕霧、六条院で賭弓の還饗を催す。
薫と匂宮、出席。
21玉鬘の娘・大君、冷泉院の男皇子を出産。竹河
22<9月>薫、宇治の姉妹(大君・中の君)を垣間見る。橋姫
<10月>薫、宇治の姉妹の後見を引き受ける。
薫、実の父が柏木であると知る。
23<2月>薫と匂宮、宇治を訪問する。
匂宮、中君と和歌を詠み交わす。
椎本
<7月>薫、中納言に昇進する。
薫、久しぶりに宇治を訪問し、八の宮と語る。
<8月>八の宮、山寺で死去。
中納言
<12月>薫、大君に恋心を明かすが、取り合ってもらえない。
24匂宮、中君への恋を募らせ、
夕霧の六の君との縁談に気が進まない。
匂宮、真木柱の娘・宮の御方に興味を持つ。紅梅
薫、喪服姿の宇治の大君・中君を垣間見て心惹かれる。椎本
<8月>宇治の姉妹、八の宮一周忌。
薫、大君の寝所に迫るが何事もなく夜を明かす。
後日、匂宮は中君の寝所に忍び入り、結ばれる。
薫、再び大君に迫るが拒絶されたまま朝を迎える。
<9月>匂宮、明石中宮に反対され、宇治に通いづらくなる。
総角
<10月>匂宮、紅葉狩りで宇治を訪問するが中君に会えず。
帝、匂宮の遠出をやめさせるために
六の君との結婚を取り決める。
<11月>大君、心労が募り、食事を拒否して死去。
<12月>薫、宇治にこもり大君を追憶する。
匂宮、中君を京の二条院に引き取ることを決意する。
25<2月>中君、京の二条院に引っ越しする。
夕霧、六の君との結婚を薫に打診するが断られる。
<3月>薫、二条院の中君を訪問し語らう。
匂宮、薫の下心を疑う。
早蕨
薫、帝より女二の宮の降嫁を打診され、承諾する。
夕霧、匂宮と六の君との結婚を決める。
<5月>中君、匂宮の子を懐妊する。
宿木
<8月>夕霧、六の君と結婚する。
薫、傷心の中君に迫るが、妊娠中の姿を見て自制する。
<9月>薫、中君から浮舟の話を聞く。
26<2月>薫、大納言兼右大将に昇進する。
中君、男子を出産する。
女二の宮、薫に降嫁する。
大納言兼右大将
<4月>女二の宮の住む藤壺で藤花の宴が催される。
翌日、女二の宮、薫の自邸・三条宮に移る。
薫、宇治で浮舟を見る。
<8月>浮舟、中君のもとに身を寄せる。
匂宮、浮舟を見つけ、言い寄る。
母、浮舟を三条の隠れ家に移す。
<9月>薫、浮舟と一夜を過ごす。
翌日、浮舟を宇治に隠す。
東屋
27<1月>匂宮、浮舟が宇治にいることを知る。
匂宮、浮舟の寝所に忍び込み、結ばれる。
浮舟、匂宮に心惹かれる。
<2月>薫、久しぶりに宇治を訪問し浮舟に対面する。
匂宮、浮舟を訪問し、仲睦まじく過ごす。
<3月>薫、浮舟を京に移す日程を決める。
浮舟、恋の板挟みに苦しみ、入水を決意。
匂宮、宇治に赴くが浮舟に会えずに帰京する。
浮舟
<3月>浮舟失踪。蜻蛉
<3月>宇治川に入水した浮舟、
横川の僧都に助けけられる。
手習
<3月>女房ら、浮舟の葬儀を済ませる。
薫、匂宮、浮舟が死んだと思い、深く悲しむ。
蜻蛉
<5月>薫、浮舟四十九日の法要を営む。
<6月>浮舟、意識を回復する。
浮舟、頭頂部の髪を削ぎ、僧都から五戒を受ける。
手習
<6月>明石中宮主催の法華八講
薫、女一の宮を見て美しさに驚く。
蜻蛉
<7月>薫、宇治の三姉妹との運命を、
蜻蛉に喩えて和歌に詠む。
<7月>尼君の亡き娘の婿・中将、浮舟を垣間見る。
<8月>浮舟、中将の求愛を拒絶する。
<9月>中将来訪、浮舟、奥の部屋に逃げ込む。
浮舟、横川の僧都に懇願して出家する。
手習
28<1月>薫、明石の中宮に仕える小宰相の君から
浮舟生存の知らせを受ける。
薫、横川の僧都を訪ね浮舟のいる小野への案内を依頼する。
翌日、浮舟の異母弟・小君が薫の使者として
小野を訪問するが、浮舟は対面を拒否し、文の返事も書かない。
夢浮橋
薫の年表

「匂宮」の巻に「薫は14歳2月に侍従になり、
秋には右近衛府の中将なった」と記載があるが、
「竹河」の巻では侍従のままであり、
官位に矛盾が見られます。

「紅梅」の巻は、
「匂宮」の巻の次に位置しますが、
年表としては薫24歳頃の物語となり、
「椎本」の巻と時期が重複しています。

また、「蜻蛉」の巻と「手習」の巻も
時期的に重複しています。
「蜻蛉」は薫や匂宮を主体として語られており、
「手習」は失踪した浮舟を主体に語られています。

\薫がどんな人だったか詳しく解説/

『源氏物語』の巻名一覧と、
巻ごとの簡単なあらすじは
こちらの記事で紹介しています。

登場人物の解説と相関図は、
こちらの記事に記載しました。

光源氏が出会った女性の順番

光源氏が出会った女性の時間的な順番は、
早い順で下記の通りです。

  • 藤壺の宮
  • 葵の上
  • (花散里?)
  • (筑紫の五節?)
  • (朝顔?)
  • 空蝉
  • 六条御息所
  • 夕顔
  • 末摘花
  • 紫の上
  • 朧月夜
  • 明石の君
  • 玉鬘
  • 女三の宮

花散里・筑紫の五節・朝顔の3人については、
物語中でなれそめが語られていません。

しかし、「桐壺」と「帚木」の間には、
「輝く日の宮」という失われた巻があり、
上記3人の女性との出会いが語られている
のではないかという説があります。


そのため、ここでは仮に3人を
葵の上と空蝉との間に出会ったとして位置づけました。

また、「帚木」巻には
光源氏が朝顔の姫君にアプローチをしたと
書かれており、朝顔は空蝉より前に
出会っていたことになります。

光源氏と女性たちの年齢差一覧

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女君源氏との年齢差源氏より年上or年下出会った際の源氏の年齢
藤壺の宮5歳差年上10歳前後
葵の上4歳差年上12歳
花散里不明不明不明
筑紫の五節不明不明不明
朝顔の君不明不明不明
空蝉不明不明17歳
六条御息所7歳差年上17歳
夕顔2歳差年上17歳
末摘花不明不明18歳
紫の上8歳差年下18歳
朧月夜不明不明20歳
明石の君9歳差年下27歳
玉鬘14歳差年下35歳
女三の宮25~26歳差年下40歳
光源氏と女君の年齢差一覧

光源氏は、17歳までは年上の女性ばかり
好きになっていましたが、
18歳を過ぎた頃から年下好きになっていきます。


源氏物語 初心者
現代でも「若い頃は年上好き、年とったら年下好き」って男性は多いけど、光源氏は年下好きになるの早いね!


紫の上と光源氏は
年の差婚のイメージが強いですが、
実は明石の君の方が年が離れています。

この記事では、
『源氏物語』の年表や女君との歳の差一覧を
紹介しました。

当ブログでは、『源氏物語』について
様々な観点から詳しく解説しています。

ご興味がありましたら、
ぜひ他の記事も読んでみてくださいね😊

\写本一覧と定家本の解説/

\源氏物語の成立事情/


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